【UCI】UCIってなに?サイクルロードレースが面白くなる知識【サイクルロードレース】

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こんにちは、ぴえ(@detroit69cycle)です。

今回はサイクルロードレースを観戦する際に良く耳にするUCIルール

サイクルロードレースの頂点ツール・ド・フランスやクラシック パリ~ルーベなどほとんどのレースにUCIが関わっています。

サイクルロードレースをもっと楽しく観戦するために、UCIについて解説していきます。

目次
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UCIとは

UCIとはUnion Cycliste Internationaleが正式名称とのことで日本語にすると国際自転車競技連合。

1900年に設立され、スイスに本部を置いている。 加盟国はヨーロッパの国を中心に今では169カ国以上となっており、日本もその1つ。

UCIは自転車競技、サイクルロードレースを統括しており、冒頭で紹介した、ツール・ド・フランスやジロ・デ・イタリア、ブエルタ・ア・エスパーニャの3大グランツールの他にクラシックと呼ばれるパリ~ルーベ、ミラノ〜サンレモ、ロンド・ファン・フラーンデレンなどもUCIの統括しているレースである。

他にも沢山のUCIレースがありますが、結論世界の主要レースは90%がUCIが統括しているレースであるということ

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UCIの役割

レース観戦において覚えておく必要があるのは5つ。

役割

・ライセンス管理
・レースの管理
・チームの管理
・ポイント
・自転車の管理

ライセンス管理

1つ目は、選手やチームの監督、コーチ、審判員などの役員などのライセンスの管理。
まず、UCIに登録されていないと選手はレースには出場出来ないし、審判員もレースで旗を振る事は出来ないという事。
日本にも宇都宮ブリッツェンやマトリックスパワータグなどUCIに所属しているチームはあるが、日本のJCL(ジャパンサイクルリーグ)にのみ所属しているチームや選手はUCIレースに出場することすらできない。
JCLから世界最高峰 ツール・ド・フランスを本気で目指すチームとして片山右京さんが発足したJCL Team UkyoはJCLにも参加しているし、UCIにも所属している。
JCL Team Ukyoについては別の記事で詳しく紹介しているのでこちらの記事をどうぞ。
[https://pierre-cycling.com/newteam-jclteamukyo/]

レースの管理

UCIのレースは年間通していろいろな国で開催され、ステージレースやワンデーレースなど様々である。
そのレースもUCIによってクラス分けされ出場できるチームも変わってくる。
 
UCIのレース

・UCIワールドツアー
・UCIプロシリーズ
・ナショナル選手権

UCIワールドツアー

UCIワールドツアーはUCIのレースの中で最高位のレースを言う。

1月にはオーストラリアで開催されるツアー・ダウン・アンダーやパリルーベなどのクラシックレース、5月にはジロ・デ・イタリア、7月にはツール・ド・フランス、8月、9月にはブエルタ・ア・エスパーニャなど有名どころのレースはすべてこのUCIワールドツアーにカテゴリー分けされている。
後ほど紹介するワールドチームにカテゴライズされたチームのみが出場権を持つが、UCIプロチームからランキングや主催者による招待などにより数チームプロチームが参加している。
 

UCIプロシリーズ

 

先程紹介したUCIワールドツアーに次に格付けされているのがUCIプロシリーズ。

毎年、日本の宇都宮で開催されるジャパンカップもこのUCIプロシリーズにカテゴライズされている。
UCIプロシリーズが導入されたのは2020年と最近ではあるが世界の57つのレースでシリーズ化されている。

ナショナル選手権

 

各国で行われる国のナショナルジャージをかけたレース。

毎年、6月に開催されこのレースで優勝した選手にのみ自国の国旗を背負ったナショナルチャンピオンジャージを着用する権利が与えられる。
現在もUCIワールドチームのバーレーン・ヴィクトリアスに所属し活躍している新城幸也選手は2023年現在日本チャンピオンの証としてこのナショナルチャンピオンジャージを着用してヨーロッパを中心に世界で戦っている。
 
 
 
 
 
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チームの管理

UCIではチームは以下のような3つのカテゴリーに分けられている。

UCIチームカテゴリー

・UCIワールドチーム
・UCIプロチーム
・UCIコンチネンタルチーム

UCIワールドチーム

UCIがカテゴライズするチーム分けの中で世界最高峰に位置するのがUCIワールドチーム。

年によって変動するが世界にUCIに所属するチームが150以上ある中でで20未満のチームしかこのワールドチームには存在しないということがどれほどレベルの高いものなのかを物語っている。

先程レースで紹介した世界最高位に位置するワールドツアーの全レースに出場する権利が与えられているのがこのワールドチームである。

UCIプロチーム

UCIワールドチームの下に格付けされているのがUCIプロチーム。

UCIプロチームも現在20チーム未満しか存在していない。

基本的に本場ヨーロッパなどではこのカテゴリーまでがプロと呼ばれる。

UCIコンチネンタルチーム

先程紹介したUCIワールドチーム、UCIプロチームではないUCIに所属しているチームはすべてこのカテゴリーに分けられる。

また、現在アジアに存在するチームの全てがコンチネンタルチームである。

UCIポイント

UCIポイントというのも良くレースを観戦していると聞くワードの1つであると思う。

ワンデーレースでは優勝者や入賞者、ステージレースでは各ステージでの優勝者などにUCIポイントというものが付与される。

このポイントが先程紹介したチームカテゴリー内での年間ランキングなどを左右し、昇格や降格に関わってくる。
また、世界選手権やオリンピックなどの出場権にも関わってくるため選手たちにとっては重要なポイントとなっている。

自転車の管理

UCIルールの中にはもちろん自転車の管理も含まれている。

形状や耐久性、バイク全体の重さなど細かく決められており、UCIの認証を持っている製品でないとレースに出場することはできない。

レースに出場できるバイクの重さとしては6.8kg以上、フレームにもUCI認証のマークが付けられているのが特徴である。

皆さんのロードバイクのフレームにもUCI認証のマークがついているか確認してみてほしい。

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最後に

長くなってしまいましたが、UCIについて解説してみました。

さんのサイクルロードレース観戦が少しでも楽しくなると嬉しいです。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。

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