こんにちは、ぴえです。
今回は2022年10月にチーム発足が発表された JCL Team UKYOについて記事を書いてみました。
本記事の内容
・JCL Team UKYOとは
・監督・所属メンバー
・ツール・ド・フランスとは
・ツール・ド・フランスまでの道のり
・クラウドファンディングへご協力を
こんな感じの内容でお届けします。 自転車には乗っているけどサイクルロードレースはあまり見たことないと言う人にも楽しんで頂ける記事だと思います。
JCL Team UKYO
2022年10月15日 3年ぶりに開催されたジャパンカップの記者会見にて
『日本国籍のチームとして史上初めてツール・ド・フランスに出場し、表彰台に登ることを目指していくチーム』
としてチームの発足が発表されました。 チームとしては2023年度シーズンから活動をしていきます。
代表・監督・所属メンバー
代表・監督
総監督:橋本聖子
代表はもちろんこの方、チームの名前にもあるように片山右京さん 総監督は橋本聖子さんです。
所属メンバー
・増田成幸
・アール・ネイサン
・小石祐馬
・岡篤志
・石橋学
・クレダー・レイモンド
・武山晃輔
1人ずつ紹介していきます。
山本大喜
出身地:奈良県
身長:171cm
脚質タイプ:パンチャー
現所属チーム:KINAN Racing Team
主な成績: 2021年 三菱地所JCLプロロードレースツアー 個人総合優勝
増田成幸
出身地:宮城県
身長:176cm
脚質タイプ:オールラウンダー
現所属チーム:宇都宮ブリッツェン
主な成績: 2014年ツール・ド・おきなわ優勝 2016年ツール・ド・北海道総合優勝、区間1勝 2018年ツール・ド・とちぎ総合3位 2019年全日本選手権TT優勝、ツール・ド・おきなわ優勝 2021年東京オリンピック 男子ロード 日本代表、全日本選手権TT優勝、ツアー・オブ・ジャパン総合優勝、区間1勝 2022年アジア選手権ロード2位、アジア選手権TT2位 東京オリンピックでも力強い走りを見せてくれたベテランです。
現在は先日のレースで大怪我をしたので早く帰ってきてくれることを願ってます。
アール・ネイサン
出身地:オーストラリア
身長:178cm
脚質タイプ:クライマー
現所属チーム:Team UKYO
主な成績:ツアーオブジャパン2022個人総合優勝 ツール・ド・フランスの常連Team Sky(現INEOS Grenadiers)にかつて在籍していた選手です。
小石祐馬
出身地:滋賀県
身長:175cm
脚質タイプ:TT
現所属チーム:Team UKYO
主な成績: 2021大分アーバンクラシック3位
岡篤志
出身地:茨城県
身長:165cm
脚質タイプ:スプリンター
現所属チーム: EF Education NIPPO Development Team
主な成績:2022年ジャパンカップ クリテリウム 3位
ワールドチーム傘下育成チームのUCIコンチネンタルチームEF Education NIPPO Development Teamに所属して今年のジャパンカップでは名だたる海外選手がいる中で見事 3位に入るスプリントの持ち主です。
石橋学
出身地:青森県
身長:177cm
脚質タイプ:クライマー、アシスト
現所属チーム:Team UKYO
主な成績:2015年 ジロ・デ・イタリア出場 Tour Of Japan 2019 総合7位 NIPPO・ヴィーニファンティーニ・デローザ時代に22歳で既にグランツールの1つジロ・デ・イタリア出場。
現在はクライマー、そしてアシスト職人としてチームに欠かせない選手の1人です。
クレダー・レイモンド
出身地:オランダ
身長178cm
脚質タイプ:スプリンター
現所属チーム:Team UKYO SAGAMIHARA
主な成績: ツール・ド・とちぎ 総合優勝 Tour Of Japan 2022 第4ステージ 東京 1位 那須塩原クリテリウム 優勝。
スプリントのが非常にある選手です。
武山晃輔
出身地:山梨県
身長:166cm
脚質タイプ:パンチャー
現所属チーム: Team UKYO SAGAMIHARA
主な成績: 2019 全日本ロード U23 優勝 日本大学在学時、ツール・ド・とちぎでの走りを見込まれて現在のTeam UKYO SAGAMIHARAへ所属。
期待の若手です。
ツール・ド・フランスとは
ツール・ド・フランスはフランス語でフランス一周を意味します。
歴史は古く、1903年から始まり毎年7月上旬〜下旬にかけて行われます。
厳密にはフランス一周を走る訳ではありませんが約23日間で3300km、高低差2000m以上を自転車で走る抜くレースでサイクルロードレースの頂点とされてます。
ツール・ド・フランスについては別の記事で紹介しているのでコチラをどうぞ。
ツール・ド・フランスまでの道のり
何度も言いますがツール・ド・フランスは世界の頂点です。
日本国籍のチームが出場するには色々な壁を越えなければなりません。
過去に日本人選手としてツール・ド・フランスに出場し完走した選手はたった2人のみ。
別府史之さんと、新城幸也選手でどちらもヨーロッパのチームで走られている選手です。
・UCIプロチームへ所属
・UCIポイントを稼ぐ
・チームの財力
UCIに所属
UCIというワードがたくさん出てきておりますが、UCIとは国際自転車競技連合の事でここに所属していないとツール・ド・フランスだけでなくツール・ド・フランスまでに出場しなければいけないレースにも出場できません。 JCL Team UKYOはまずUCIに所属しコンチネンタルチームになる事が必須です。
UCIプロチームへ所属
UCIは3つのカテゴリーに分かれています。
・プロチーム
・プロコンチネンタルチーム
上記3つのカテゴリーに分かれています。
ワールドチーム
最上位のカテゴリー。
UCIワールドチームはUCIワールドツアー全戦への出場権(出場義務レースと、任意レースあり)があります。
プロチーム
ワールドチームの下に位置づけられるカテゴリー。
ワールドツアーカテゴリーのレースにはワイルドカードや主催者の推薦によって出場する事が可能。
Point
ツール・ド・フランスを含むワールドツアーのレースにJCL Team UKYOが出場するには プロチームへ昇格する事が必須です。
プロコンチネンタルチーム
プロチームの下に位置づけられるカテゴリー。
日本ではプロとして捉えられているが、本場ヨーロッパや海外では若手育成やセミプロとして位置づけられています。
Point
ワールドツアーへの出場権はありません。
また、現在アジアに存在するチームの全てがプロコンチネンタルチームです。 カテゴリーの説明が長くなりましたが、 ツール・ド・フランスを含むワールドツアーのレースへ参加するには最低でもプロチームカテゴリーへ所属した上で上位の成績を出しワイルドカードマスクもしくは主催者の推薦を得る必要があります。
UCIポイントを稼ぐ
UCIでは成績を決めるためにUCIポイントというものがあります。
前述にもありましたが、プロチームカテゴリーで上位の成績をだす、イコールUCIポイントを稼ぐということです。
JCL Team UKYOがプロチームへ昇格するにはコンチネンタルチームのカテゴリーでUCIポイントをしっかりと稼ぎ結果を出す事が必要です。
チームの財力
今まで3つのカテゴリーを紹介してきましたが、UCIのルールでチームがワールドチームへ昇格もしくは降格するか、プロチームへ昇格するか降格するかの基準に財力というものがあります。
結果を出せば良いというだけでなくチームの経済状況もツール・ド・フランスへ出場するためには必要不可欠なのです。 各カテゴリーごとにこんな感じです。
・プロチーム 数億円(ワールドチーム下位と同等の金額)
・コンチネンタルチーム 数千万円〜約1億円
これを見てわかるようにJCL Team UKYOがツール・ド・フランスの最低ラインであるカテゴリープロチームへ所属するには 少なくとも数億円の財力が必要です。
クラウドファンディングのご協力
『日本国籍のチームとして史上初めてツール・ド・フランスに出場し、表彰台に登ることを目指していくチーム』 とてつもなく大きな夢ですが、僕はただのサイクルロードレースファンとして見てみたいと思っていますし、実現出来ると思います。
そして、実現してほしいと願っています。
同じように感じている方がいらっしゃったら下記から少額でも良いので力を貸してあげて欲しいです。
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