こんにちは、ぴえ(@detroit69cycle)です。
今回は、スペインを舞台とした世界最高峰のサイクルロードレース、ブエルタ・ア・エスパーニャについて解説します。
本記事の内容
・ブエルタ・ア・エスパーニャとは
・ジャージの持つ意味
・参加資格
・開催スケジュール
5月にはジロ・デ・イタリア、7月にはツール・ド・フランス、そして9月には最後のグランツール、ブエルタ・ア・エスパーニャが開催されます。
普段からサイクルロードレースをJ Sportsで観戦している僕がブエルタ・ア・エスパーニャについて解説していきます。
ブエルタ・ア・エスパーニャ
ブエルタ・ア・エスパーニャはサイクルロードレースの中で最も大きな大会とされる三大グランツールの1つとされているレースです。
三大グランツール
・ジロ・デ・イタリア
・ブエルタ・ア・エスパーニャ
レースの舞台となるのはスペインで約3週間かけて3200kmを21ステージで駆け抜ける過酷なレースとなっています。初開催は1935年とジロやツールに比べると歴史は浅いです。
レースの特徴
先程もいった通り舞台となるのはスペインです。ブエルタ・ア・エスパーニャはほかのグランツールに比べると山岳ステージが多く設定されているのでクライマータイプの脚質を持った選手の活躍が目立ちます。
また、距離も200km未満のステージが多くほかのグランツールと比べる短いため平均スピードも速く面白いレース展開が期待できます。
ジャージの持つ意味
ブエルタ・ア・エスパーニャもジロやツールと同じように特別なジャージが4つあります。
特別ジャージ
・プントス(Puntos)
・モンターニャ(Montaña)
・マイヨ・ブランコ(maillot blanco)
1ずつ紹介していきます。
マイヨ・ロホ(maillot Rojo)
マイヨ・ロホはレースの総合1位を意味します。
マイヨ・ロホ maillot Rojoは『赤色ジャージ』という意味です。
ジャージの色も赤色でデザインされています。
プントス(Puntos)
プントスはポイント賞を意味します。
プントス Puntosはスペイン語でポイントという意味です。
ジャージの色は緑色でデザインされています。
各ステージでの優勝やステージに設定されている中間スプリントポイントの通過順位をもとに加算されるポイントを一番多く持っている選手がこのジャージを着る権利を持っています。
モンターニャ(Montaña)
モンターニャジャージは山岳賞を意味します。
モンターニャ Montañaはスペイン語で山を意味しています。
ジャージのデザインはツール・ド・フランスと同じドット柄ですがブエルタ・ア・エスパーニャの山岳ジャージは青色でデザインされています。
先程紹介した、プントス、ポイント賞と同じように各ステージに設定された山岳ポイントを一番多く獲得した選手がこのジャージを着る権利が与えられます。
マイヨ・ブランコ(maillot blanco)
マイヨ・ブランコは新人賞を意味します。
マイヨ・ブランコ maillot blancoは『白色ジャージ』という意味です。
ジャージのデザインはジロ、ツールと同じように白色でデザインされています。
開催年の25歳以下の選手の中で一番成績の良い選手が着用の権利を得るジャージです。
ヤングライダー賞と呼ばれることもあります。
参加資格
ブエルタ・ア・エスパーニャはUCIワールドツアーのカテゴリーに位置するレースです。これはサイクルロードレースにおいて最上位を意味します。
そのため、出場するにはUCI(国際自転車競技連合)の3つのカテゴリーの中で最上位のワールドチームもしくはその下のプロチームである必要があります。
最上位のワールドチームは全チームに参加資格が与えられますが、プロチームは主催者の推薦やワイルドカードでの出場になるので出場可能なチームも限られます。
UCIについては別の記事で詳しく解説しているのでこちらをどうぞ。
開催スケジュール
ブエルタ・ア・エスパーニャは毎年9月頃に約3週間かけて開催されます。
舞台となるスペインの気温は40℃を超えることも多々あり、厳しい状況下での選手たちの走りに注目です。
2023年の開催スケジュールは8月26日~9月17日での開催予定となっております。
最後に
今回は世界三大グランツールの1つ、スペインが舞台のサイクルロードレース ブエルタ・ア・エスパーニャを紹介してみました。
記事内では紹介しきれいていない魅力がまだまだ沢山ありますが、ぜひJ Sportsで実際に観戦して魅力を感じてみてください!!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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